(2001.10.2)テロにも戦争にも ノー!を

内閣総理大臣 小泉純一郎殿

テロにも戦争にも ノー!を

 去る9月11日にニューヨークで起こった「同時多発テロ」は、瞬時にして多数の市民の生命を無差別に奪いました。このような野蛮な行為は、いかなる理由によっても、正当化できるものではありません。私たちは、テロリストを厳しく糾弾するとともに、被害を受けられた方々、御遺族の方々に対し、心から哀悼の意を表します。

 このテロに対して、アメリカは武力による報復に動き出しています。戦術核兵器使用の可能性までも取りざたされています。テロを憎むあまり、より大規模な戦争を引き起こすなら、テロリストたちを免罪することになるでしょう。

 暴力と報復の連鎖が拡大し、世界が悲惨な戦争の泥沼にはまりこむことを、私たちは危惧します。いま必要なことは、犯罪に対して軍事力で報復するのではなく、国連憲章や国際法にもとづいて裁きを下すことです。

 私たちは、人間の命と健康を守ることを使命としています。いかなる理由があろうとも核兵器と生物兵器の使用は断じて許すことができません。今、私たちは核兵器廃絶をめざす世界中の医師たちと連携し、あらためて核兵器の不使用と廃絶を訴えたいと思います。

 アメリカ政府、日本政府、全ての国と民族、全てのマスメディア、そして全ての人々に、冷静かつ理性的な対応をするよう呼びかけます。

2001年10月2日
核兵器廃絶をめざす富山医師医学者の会世話人会
連絡先:富山市桜橋通り6-13 フコクビル11F
富山県保険医協会気付
電話 076-442-8000
世話人代表 片山 喬