(2003.3.20)米は国際法違反のイラク攻撃をやめ、日本政府は憲法第九条に立ち戻れ
声明
米は国際法違反のイラク攻撃をただちにやめ、日本政府は憲法第九条に立ち戻ることを求める
私たち医師、歯科医師、医学者は、アメリカの国連決議なしのイラク攻撃を、とうてい認めることはできない。またブッシュ米大統領の宣戦布告演説は、その目的がフセイン政権の打倒であることをはっきりと示すものであり、重大な国際法違反と言わなければならない。
かつて湾岸戦争で米軍が使った劣化ウラン弾による放射線障害は、今なおイラクの子どもたちの体を蝕み、尊い命を奪い続けている。そして今再び使用することをアメリカは宣言した。私たちは、命を救う医師としてのヒューマニズムから、いかなる核兵器の使用も許すことができない。
事態は深刻であるが、国連が早急に機能を回復し、平和を願うすべての国々の結集で、1日も早い戦争の中止と話し合いによる平和的解決の道が開けることを望むものである。
唯一の被爆国である我が国は、憲法第九条で武力による威嚇と行使を、国際紛争を解決する手段として永久に放棄した。私たちは、わが国政府がアメリカ支持一辺倒から憲法の立場に立ち戻ることを求めるものである。
2003年3月20日
核兵器廃絶をめざす富山医師医学者の会世話人会
世話人代表 片山 喬
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富山県保険医協会気付
電話 076-442-8000