(2016. 9. 9)北朝鮮による核実験に抗議し 日本政府の冷静な対応を求める

北朝鮮による核実験に抗議し日本政府の冷静な対応を求める

 9月9日、北朝鮮は朝鮮中央通信を通じて核実験の実施を発表しました。韓国国防省は「北朝鮮による過去最も強力な核実験」との見方を示しています。同国は先月・今月と続けて弾道ミサイルの発射実験を行ない、各国の強い批判を受けてきましたが、今回の暴挙はこの国際社会の指摘に真っ向から背くものであり、北東アジアと世界の平和・安全を脅かす野蛮な行為はけっして許されるものではありません。

 そもそも北朝鮮にとっての安全保障上の問題は、国際社会から孤立していることであり、その原因は国内における悲惨な人権状況と、軍事力に依拠した「瀬戸際外交」を続けていることにあります。北朝鮮にとって最も効果のある安全保障は、ただちに核開発を中止し、周辺各国と平和友好の外交関係を築き、国際社会への復帰を本気でめざす道です。

 一方で、日本政府にはこれに乗じて集団的自衛権など軍事的措置を準備するのではなく、被爆国として核兵器全面禁止を提唱し、問題の平和的解決の先頭に立つことが求められています。

 核兵器廃絶をめざす富山医師・医学者の会は、あらゆる国の、いかなる形態における核実験をも全面的に禁止し、核兵器を緊急に廃絶することを求めてきました。私たちは人々の健康と生命を守る医師・歯科医師の立場から、北朝鮮に対しただちに核兵器開発をやめ、その計画をすべて破棄するよう強く求めます。

2016年9月9日
核兵器廃絶をめざす富山医師・医学者の会 世話人会
世話人代表 金井 英子