(2004.12.10)大義なき自衛隊のイラク派遣延長に抗議する

大義なき自衛隊のイラク派遣延長に抗議する

 政府は昨日の閣議で、12月14日に期限切れとなる自衛隊のイラク派遣延長を決めた。6割の国民がイラクからの自衛隊撤退を求めているにもかかわらず、小泉首相は国会で何の説明も行わないまま、チリでの日米首脳会談でブッシュ大統領に派遣延長を約束していた。国民への説明責任を果たさず、米国一辺倒で結論先にありきの対応に遺憾の意を表明する。

 この1年間で、国連憲章を逸脱した米英軍のイラク攻撃の根拠であった「イラクの大量破壊兵器の存在と行使の恐れ」は米国自ら否定せざるを得ず、その武力攻撃を積極的に支持した小泉首相の大義名分も崩れ去った。また米軍の軍事支配に対する抵抗が拡がり、いっそう泥沼化し、派遣した軍隊を撤退させる国が相次いでいる。

 このような中でイラクへの自衛隊派遣を延長したことは、わが国が米軍によるイラク支配の加担者としてイラク国民の憎悪の矢面に立つのみならず、国際社会からは自国の判断を持たないアメリカの属国と見なされることに他ならない。

 われわれは、政府の自衛隊派遣延長の決定に強く抗議し、あらためて臨機応変の速やかな撤退を求める。あわせて日本国憲法に基づき、イラク国民の立場に立った、平和的な復興支援を強く求めるものである。

2004年12月10日
核兵器廃絶をめざす富山医師医学者の会世話人会
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世話人代表 片山 喬