(2016. 1. 8)北朝鮮による核実験に抗議し 日本政府の冷静な対応を求める

北朝鮮による核実験に抗議し日本政府の冷静な対応を求める

 1月6日、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)は、国営朝鮮中央通信を通して、4度目の地下核実験を水爆によって行ったと発表しました。北朝鮮は、この実験は米国の核の脅威からの国の自主権、民族の生存権を守るための「自衛的措置」と主張していますが、核兵器による威嚇を国際外交の道具に使うやり方であり、北東アジア全体の平和と安全を脅かすもので、けっして許されるものではありません。

 そもそも北朝鮮にとっての安全保障上の問題は、国際社会から孤立していることであり、その原因は国内における悲惨な人権状況と、軍事力に依拠した「瀬戸際外交」を続けていることにあります。北朝鮮にとって最も効果のある安全保障は、ただちに核開発を中止し、周辺各国と平和友好の外交関係を築き、国際社会への復帰を本気でめざす道です。

 一方で、日本政府にはこれに乗じて集団的自衛権など軍事的措置を準備するのではなく、被爆国として核兵器全面禁止を提唱し、問題の平和的解決の先頭に立つことが求められています。

 核兵器廃絶をめざす富山医師・医学者の会は、あらゆる国の、いかなる形態における核実験をも全面的に禁止し、核兵器を緊急に廃絶することを求めてきました。私たちは人々の健康と生命を守る医師・歯科医師の立場から、北朝鮮に対しただちに核兵器開発をやめ、その計画をすべて破棄するよう強く求めます。

 

2016年1月8日
核兵器廃絶をめざす富山医師・医学者の会 世話人会
世話人代表 金井 英子